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小笠原慧「タロットの迷宮」
猟奇的な殺人現場にタロットカードが残されている・・・と言われれば、読まずにはいられない。 ただ、ちょっとSFというか、近未来設定だったので、苦手な感じで読むのに時間がかかってしまった。 装丁のウェイト版をもとにしたタロットカードがキレイ。 こ... -
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瀬尾まいこ「傑作はまだ」
タイトルがいいな。 予測はできたけど、とてもよい。 「元どおりになるものなど一つもない。しかし、それは決して不幸なことではない。だろう?」瀬尾まいこ「傑作はまだ」 傑作はまだ -
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羽田圭介「羽田圭介、クルマを買う。」
面白かった。 一気に読み終わった。 でも、羽田圭介にも、クルマにも興味ない人には面白くないかも・・・。 今、乗ってるクルマは自分で選んだものではないし、降ってわいたようなものだから何も考えずに乗ってるけど。 自分で買うとなると、楽しいし、わ... -
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恩田陸「蜜蜂と遠雷」
まさに、今読むべき本だったな。 忘れていたことを思い出す。 彼女の演奏を聴いていると、遥かな高みから睥睨する高次の存在を感じてしまう。彼女自身がピアノを媒体とした、巫女か依代のようなのだ。彼女を使って誰かが「弾いて」いる・・・そんな気すら... -
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鹿島田真希「女の庭」
第140回 芥川賞候補作。 普通の主婦に訪れる静かな奇蹟の話・・・と書いてあったので読んでみたのだけど・・・。 まぁ、芥川系ってこんなんだよね。 独白調は苦手なんだけど、読ませてくれる、それでも、引き込んでくれるのが純文学なんだと思うんだけど... -
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垣谷美雨「老後の資金がありません」
老後について否応もなく考えてしまう。 現実の生活って、どうなっているんだろう。 老後の資金がありません (中公文庫) -
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青柳碧人「むかしむかしあるところに、死体がありました。」
誰もが知る昔話がミステリ風になるという、なんともあるようでなかった設定の物語。 5つの話があって、最後はこれまでの4つの話がつながるような伏線回収系なのがよかった。 初めて読んだ作家さんかな? むかしむかしあるところに、死体がありました。 -
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原宏一「星をつける女」
おそらく、初めて読んだ作家さん。 角川の本も久しぶりな気がする。 エンタメ系。 冒頭を読んだだけで、先が気になる。引き付けられる文章。 解決の仕方はどうかと思うけど、この先も読んでみたいかな。 星をつける女 (角川文庫) -
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伊坂幸太郎「シーソーモンスター」
久々の伊坂幸太郎。 読後感はあまりスッキリしない系。 対立の話。 シーソーモンスターとスピンモンスターという時代の違った話が二つあるが、どちらにも「宮子」が登場する。 女性がカッコイイ話は好きだ。 わたしは公園に置かれたシーソーを思い出してい... -
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宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」
久々の宮部みゆき。 3話からなる1冊。 最初の「絶対零度」の話が重すぎて、 「何書いてんだよ、宮部みゆき」と思ってしまった そう言えば、最近はこういう重たい系の話から遠ざかってたな。 「胸糞悪くなる」という言葉がぴったりの話。 伊坂幸太郎の本に...